耐久性にも影響を与える使用されている素材!?人工芝の関連情報を分かりやすくご紹介
このサイトは、人工芝の関連情報について分かりやすくご紹介しており、これから施工を検討されている人に役立つ情報になっています。
耐久性にも影響を与えるともいわれている素材について、施工においてはそのまま地面に設置するのではなく防草シートを設置する理由、基布は緑色の裏側になる部分でここは素材そのもの縁の下の力持ちになっているなどです。
これらはいずれも知っておくと必ず役にたちますので参考にされると良いでしょう。
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耐久性にも影響を与える使用されている素材!?人工芝の関連情報を分かりやすくご紹介
- 世界初の人工芝は1970年代のアメリカで日本メーカーの初期品は多くの課題が存在
- ロングパイルの登場で人工芝は変革を迎える
- 一般家庭に人工芝が普及したのは2000年初期ごろ
- 人工芝は手入れが不要で防草シートと併用することで雑草対策にも効果的
- ポリプロピレン基布が二重構造になっている人工芝は雑草を長期間防ぐ効果を期待(2022/11/4)
- 人工芝の芝糸に使用されることが多いポリエチレン樹脂(2022/11/4)
- ポリエチレン樹脂は耐薬品性にも優れているため室内の人工芝にも最適(2022/11/4)
- 人工芝はDIYでも施工は可能?ポイントは下地をきれいに仕上げること(2022/11/4)
- 人工芝をきれいに施工するためには継ぎ目をきれいに仕上げることが大切(2022/11/4)
- 人工芝を設置すると裏面にダンゴムシなどの不快な害虫が発生する?(2023/4/4)
- 人工芝を設置すると表面温度が高くなる?(2023/4/4)
- 人工芝をきれいな状態に維持するためのメンテナンス方法(2023/4/4)
- 人工芝の基布に排水用の穴が設けてあるものは水はけへの影響が少ない(2023/4/4)
- 下地処理で砕石を使ってから人工芝を設置すると施工前より水はけが良くなることもある(2023/4/4)
耐久性にも影響を与える使用されている素材!?人工芝の関連情報を分かりやすくご紹介
お店で人工芝を選ぼうとするとあまり種類がないけれども、通販の専門店などではいくつかの選択肢が用意されている、しかも値段が少し高いけれども耐久性に優れているので良いのではないか、このように考える人も多いといえます。
人工芝はその上を歩き回ることになるので耐久性はとても重要で、安いものはナイロンがされているのですがナイロンは紫外線に弱い性質です。
そのため、高い耐久性の人工芝を選ぶときはポリプロピレンやポリエチレンなどの素材がおすすめです。
世界初の人工芝は1970年代のアメリカで日本メーカーの初期品は多くの課題が存在
人工芝は現代では当たり前のように家庭でも使用されていますが、世界で最初に開発されたのは1960年代のアメリカで、施工先となった場所は世界初の屋根付き球場のアストロドームです。
アストロドームは、当初天然芝を使用していたのですが芝生の緑を一年中キープすることがとても困難であることや管理に対しての手間が非常にかかるなどの理由で人工芝が採用されたのがきっかけです。
日本においてもいくつかのメーカーが商品化したのですが、競技場などに設置したものは選手が競技中に擦過症を負うこともありますし、クッション性が低い製品などからも足腰への負担も大きく故障の原因にも繋がる、このような悪いイメージが強まっていたようです。
そのため、当時の人工芝には色々な課題が残されていて時代と共にその課題がクリアーとなり現代の人工芝に繋がっているわけです。
なお、改良品になったのはロングパイルで芝の高さを5cmから6cmの高さにして国内で利用するきっかけになりました。
ロングパイルの登場で人工芝は変革を迎える
一般的に使われる人工芝をショートパイルといいますが、ロングパイルの人工芝は芝葉の長さが50から70ミリのクッション材が入ったものを指して呼びます。
この芝は多くの場合、スポーツで用いられることが多く、サッカーやフットサル場ではよく使用されています。
通常は、スポーツ競技場のように業務用で使用するのがこの芝ですが、家庭用も存在しているのです。
家庭用は業務用よりも少し短く、35から40ミリの長さのものです。
業務用のロングパイルは、現在では大規模な球場や競技場だけでなく、多くの学校や公園でも導入されています。
その理由は安全性です。
人工芝自体は1960年代、アメリカで開発されました。
日本でも開発されるようになったが、初期の人工芝は長さが短く、スポーツしている選手が擦過傷や火傷をことが多々ありました。
サッカーから導入されたこの芝のおかげでクッション性が高くなり、プレイ条件も大きく改善し選手に非常に好評です。
見た目も天然の芝に近く、美しくなりました。
一般家庭に人工芝が普及したのは2000年初期ごろ
日本メーカーが開発・改良を重ねた人工芝が初めて採用されたのは、2002年東京ドームです。
ハイテク人工芝とも呼ばれお手入れ不要の人工芝は評価が高く、ホームセンターでも販売されるようになったここ数年で急速に普及してきました。
開発初期の製品は、性能もイメージも良くありませんでした。
競技中の選手が火傷を負ったり、クッション性の低さから足腰へ負担がかかり、故障の原因になり得ると考えられたりしたのです。
その後、下層部に砂や土を充填してクッション性や透水性を高めたものが開発され、公園や学校、一般家庭にも広く普及しました。
庭などに使用される人工芝には、雨が降っても水がたまらないように下地に水はけ用の穴があいています。
水はけが悪いと害虫やカビの発生の原因にもなるので、水はけを良くすることが肝心です。
パイルの長さは20〜40mmのものが一般家庭には適しています。
耐久性は使用環境によって変わりますが、7〜10年程と言われています。
人工芝は手入れが不要で防草シートと併用することで雑草対策にも効果的
人工芝は非常に便利なもので、基本的に手入れが不要ですが、雑草対策を怠るとトラブルが発生することもあります。
その最たる例が下から生えた草や木によるトラブルです。
芝の隙間から光が入り、雑草や木が生えてしまいます。
芝の下から生えた雑草は、芝全体を押し上げてきれいにしたはずの芝をゆがめデコボコを作り、見た目が悪く、継ぎ目も目立った状態にしてしまいます。
ただ見た目が悪いだけならば我慢すれば済む話ですが、継ぎ目に足を引っ掛けて、子供が転倒してしまうような事故が起こったり、人工芝の破損にもつながったりします。
対策しないと人工芝に虫がわく可能性もあります。
それら雑草対策に使用するのが防草シートです。
シートには3つのタイプがあります。
1つはプラスチック糸で耐久性が非常に高いものです。
またクロスシート(織布)の防草シートも存在しますが、効果や耐久性が低いという特徴があります。
不織布の防草シートも存在します。
厚手で除草力が高く、敷きやすいのが特徴です。
ポリプロピレン基布が二重構造になっている人工芝は雑草を長期間防ぐ効果を期待
人工芝を敷くときにはその下に防草シートをかぶせた方がいいです。
隙間から雑草が生えることを抑えることが出来るからなのです。
最近ではそのような必要なない技術が出来ており、ポリプロピレン基布が二重構造になっている人工芝が発売されるようになりました。
簡単に言えば、人工芝と防草シートが合体したものです。
このことで防草シートの手間が省かれるから便利ですが、従来の人工芝よりは価格が上がります。
まずは敷く広さと予算を照らし合わせてから購入することをお勧めします。
自分でもできますが専門業者に依頼してもいいです。
ただし専門業者にお願いすると手数料などを取れますから念頭に置いてください。
きれいな芝は見栄えよく、気持ちがうきうきします。
特に人工のものは冬でも青々としていますから快適な空間を与えてくれます。
今ではいろいろな種類の人工的なものがありますから、どのようなものにするかは専門家にお願いしてもいいですし、専門誌で調べてもいいです。
人工芝の芝糸に使用されることが多いポリエチレン樹脂
ポリエチレン樹脂は、ポリプロピレン同じく身近な存在のプラスチックです。
この素材は人工芝の芝糸に使用されることが多いのですが、この素材を使っている製品は耐久性への期待が高まります。
その理由の中には設計通りに丈夫な芝糸を作ることができることや強い力で引っ張っても切れにくい機械強度、洗剤などにより変色が起こりにくい耐薬品性などに優れていることが挙げられます。
人工芝を屋外に設置していても紫外線で変色が起きないなどは、プラスチック材料の特性の一つになるのですが、人工芝は紫外線をまともに受ける場所に設置するものなので耐候性に優れていることが高寿命に繋がるわけです。
ちなみに、耐候性はプラスチックを屋外で使用した際に太陽の紫外線および温度変化による劣化もしくは影響の受けにくさを示す指標になるもので、電線やパイプ類、ロープなどのような屋外で使用することが多い製品の劣化を抑制しなければならない製品に対してもポリエチレン樹脂は有効です。
ポリエチレン樹脂は耐薬品性にも優れているため室内の人工芝にも最適
芝というとお手入れが大変で手間とコストが掛かりますが、人工芝であれば最小限のお手入れで良好な状態が保てるのではないでしょうか。
人工芝と一口にいっても安価で柔らかさが魅力のナイロン、高価で耐久性がピカイチのポリプロピレン、その中間に位置するポリエチレン樹脂があります。
ポリプロピレンとポリエチレン樹脂の差は実はそれほど大きくなく、後者の方がやや硬めの傾向というくらいで耐久性はほぼ同等です。
ポリエチレン樹脂の特筆すべき点は耐薬品性に優れるところで、薬品を使用することがある環境でも劣化の心配なく使えます。
勿論、室内のように日常的にアルコールで消毒をするようなケースでも、ポリエチレン樹脂なら噴霧も拭き取りも可能です。
ナイロンは吸水しやすくてカビが生えることもありますが、水やカビどころか紫外線にも耐えられるので屋内外を問わず使える人工芝として活用しやすく、またアイデアが活かしやすいのではないでしょうか。
人工芝はDIYでも施工は可能?ポイントは下地をきれいに仕上げること
自宅に庭に人工芝を敷きたいけれど、自分で施工するのは難しそうと諦めてしまう方は少なくありません。
たしかにプロの専門業者が施工する場合と、素人のDIYでは仕上がりの出来や耐久性に大きな違いが出やすいといわれていますが、DIYでもしっかり施工の基本を守れば業者並の仕上がりにすることは十分に可能です。
手順としては雑草や石を丁寧に取り除いていきます。
この時雑草の根や木の根が残ると地がしまらなかったり、再び雑草や木が生えてくる可能性がありますし、石が原因で人工芝がボコボコになってしまう可能性があるので、丁寧に作業しましょう。
次に下地となる土を平らにしていく作業で、ここをきれいに仕上げることがポイントになります。
土をレンガなどを利用してしっかり固めると施工後に人工芝が沈むのを防ぐことが出来ます。
土地を固めたら山砂を散布して叩くと地面がより強く固まるので、水はけが悪い湿った地面は山砂を使用することが大切です。
これで下地が完了なので、防草シートをカッティングし隙間が出来ないように敷き詰め、最後に人工芝をカッティングして敷いていけば完了です。
人工芝をきれいに施工するためには継ぎ目をきれいに仕上げることが大切
人工芝はホームセンサーなどのお店でも購入ができるのですが、このようなお店で販売している商品の寸法は1m×1mや1m×2mなどのサイズが多いようです。
幅については防草シートと同じで比較的小さめで一般の人々に使いやすい大きさになっているのが特徴です。
寸法が短いと使い勝手は良いのですが、人工芝を施工する際に継ぎ目になる部分が増えてしまうことにあります。
繋ぎ部分が多くなると、人工芝同士の境目が目立つようになるので見た目が悪くなってしまうなどのデメリットがありますし、設置してから数日経過した段階で生地の収縮が生じたときなど隙間が空いてしまうなどのトラブルが起きることもあるので注意が必要です。
隙間が空いてしまうとここから雑草が生えて来ることもあるので、人工芝を設置するときには継ぎ目をきれいに仕上げることや繋ぎ部分が少なくなるよう通販サイトを利用してロール状タイプやサイズが大きなものを選ぶことをおすすめします。
人工芝を設置すると裏面にダンゴムシなどの不快な害虫が発生する?
人工芝を庭に敷き詰めると、天然芝のような装いを持つものなら人工物のようなイメージではなく本物の芝生の庭のような感覚になる、これは面倒なメンテナンスが不要になるだけでなく魅力的なエクステリアになる魅力に繋がります。
ちなみに、植木鉢などを置いて数か月後にそれを移動させるとき下にhダンゴムシなどが大量発生していて動かすのをやめたなどの経験を持つ人も多いのではないでしょうか。
このような経験をすると人工芝を敷き詰めても同じように害虫が発生するのではないか、不安に感じてしまう人も多いようです。
人工芝を設置するとき、地面を平らにしたり砕石を敷き詰めるなどの下地処理を施してから防草シートを貼るので、人工芝と防草シートのダブル効果によりダンゴムシなどの害虫のエサとなる雑草が生えにくい状態になるため増えることはありません。
ただし、元々水はけが悪い環境などの場合は棲みつく可能性があるので必要に応じて駆除されることをおすすめします。
人工芝を設置すると表面温度が高くなる?
人工芝は、合成樹脂(プラスチック)でできているため、日光に晒されると表面温度が高くなるというデメリットがあります。
天然芝や土は、水分を保有しており表面から水分が蒸発するため、気化熱により夏場でも表面温度がそこまで高くなることはありません。
一方で、合成樹脂は水分を持たないため、日光に晒されると熱がたまりやすいという側面があります。
特に、夏場の炎天下では表面が70℃近くまで上昇することもあるので、裸足で歩かないといった対策が必要です。
ただし、人工芝であっても芝面に水を撒くことで表面の温度上昇を防ぐことができます。
同時に、基布面と下地にも水が行き渡ることで、さらに温度が下がりやすくなります。
そのため、夏場は定期的に水を撒くことをおすすめしますが、近年は日光に晒されても表面の温度が上昇しにくい特殊素材でできている人工芝も登場しています。
日当たりが良い場所に設置する場合は、このようなタイプの人工芝を選択するのもおすすめです。
人工芝をきれいな状態に維持するためのメンテナンス方法
人工芝はネーミング通り人工的に作られている芝になりますから、天然芝よりも簡単に敷くことができます。
基本的に人工的に作られているので芝が伸びていくようなこともありませんから、芝刈りなどをするような必要もないです。
ただ人工芝の場合は定期的にメンテナンスをしないと汚くなってしまうというデメリットがありますから、その点には注意が必要になります。
砂やホコリがついてしまうと見た目が汚くなるので、そのような汚れが目立つようになったら掃除をするのが大切です。
バキュームクリーナーなどの商品が販売されているので、そのような商品で掃除をすると簡単に綺麗にすることができます。
ほうきなどがある場合は、ほうきでもある程度は綺麗にすることは可能です。
天然芝の場合は踏んでも自然と立ち上がるような特徴がありますが、人工芝の場合は寝たままになってしまうので、デッキブラシなどを使用して定期的に立たせるようなメンテナンスをすると、見た目を簡単に綺麗にすることができます。
人工芝の基布に排水用の穴が設けてあるものは水はけへの影響が少ない
庭の外観がDIY簡単に良くなる事から、人工芝を自身で敷かれる方も少なくありません。
ただし、環境によっては水はけが悪くなり湿度の高い環境を好む虫の住処となってしまったり、カビが生えてしまうことがあります。
湿度の高い環境を好む虫には、ヤスデの他にムカデもあり、ムカデは攻撃されると人体に影響を与えることからできるだけ数を減らしておきたいものです。
これらを防ぐためには水はけを良くするということがポイントとなります。
その対策の一つとして挙げられるのが、水はけの良い人工芝を使っているか否かです。
水はけの良い商品には、人工芝の基布に透水穴と呼ばれる排水用の穴が開いているタイプがおすすめです。
この透水穴はできるだけ数が多いもの、さらに穴の大きさが大きければ大きいほど水はけが良くなります。
是非人工芝を購入する際は、安易に値段だけで決めずに透水穴が開いているかどうかをチェックしてから購入されると安心でしょう。
下地処理で砕石を使ってから人工芝を設置すると施工前より水はけが良くなることもある
人工芝を庭に敷き詰めると、雨が降ったときに流れがなくなるので水はけが悪くなるイメージを持つ人は多いのではないでしょうか。
水たまりができると困るので何とからならないだろうか、多少の傾斜を持つ庭などの場合は低い方に雨が流れるので、そこから排水ができるような施工を行っておけば人工芝の下側に流れる雨の量が減るなどのメリットがあります。
しかし、一般的にはフラットな状態になっているわけですから水はけへの心配をされる人も多いわけです。
人工芝のシート部分には、約10cm間隔で排水用の穴が設けてある製品があるので、このような人工芝を使えば排水性に対しても問題はありませんし、壁際などの場所は周囲四辺から排水されるので大雨のときでもそれほど心配する必要はないのです。
なお、施工するとき下地づくりで砕石を利用すると、施工前よりも水はげが良くなるので以前から水の問題で悩みを抱えていた人などは砕石を下づくりに活用しては如何でしょうか。